坂本龍一氏の御逝去について

昨日(7/18)この『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』を会社帰りに購入して鞄へ放り込み、出すのを忘れて今朝そのまま家から出てきた。鞄が重い。

教授が亡くなってしまってからそこそこ時間が経ったが、いまだに混乱している。本を何冊か買ったけど、パラパラめくっただけで読めない。

何度もこのブログに教授について書こうとしたけれど、書けない。

中学生の時から、『千のナイフ』の時から、ファンなので。

きっかけは、矢野顕子さんの楽曲に触れたから。彼女の大ファンになって、そこから。

教授はとても幸せな人生をもっともっとながく過ごすものだと思っていた。とても71歳は早いと思う。もちろん、人生は長さだけでは無いけれど。

先日、バンド仲間で学校の先輩の還暦祝いにカホンを進呈してきた。とても嬉しかった。よくここまで仲間でいていただいたと思うし、よく生き延びてきたと思った。仲の良い人に還暦祝いを贈れるなんて、こんな素晴らしく嬉しいことはそうそう無いと思う。

教授については、また何か書きたいと思っている。知らんけど。

高橋幸宏氏がご逝去

2020年から体調を崩されていた高橋幸宏氏(高橋ユキヒロ氏・タカハシユキヒロ氏)が2023年1月11日にご逝去されていたことが本日(1/15)に公になった。
脳腫瘍と診断されて手術を受けられ、手術は成功してご静養されていたが、2022年暮れから体調を崩されたようで、誤嚥性肺炎のために帰らぬ人となったとのこと。スタジオミュージシャン、ガロのサポート、サディスティック・ミカ・バンド、サディスティックス、イエロー・マジック・オーケストラ、THE BEATNIKS、スケッチ・ショウ、pupa、in Phase、METAFIVE、ソロ等々、日本のミュージックシーンにおいて常に重要な役割を果たしてきた名ドラマーでありプロデューサーでありシンガーでありソングライターだった人だ。さらにファッションデザイナーで自身のブランドを持ち、俳優としては主演映画がある。作詞家としても活躍、高中正義のファーストソロアルバムの作詞は3曲とも高橋ユキヒロ。多才な才人なのだ。
なにより、大好きな音楽をいっぱい提供してくれたミュージシャンであり、とても平静ではいられない。中学生以降は本当にいっぱい聴いた。それまでも知らないうちに聴いていただろう。

一番熱心に追いかけていたのはやはりイエロー・マジック・オーケストラでの活動だ。散開コンサートにも行った。レコードをいっぱい聴いた。合わせて腿を叩いてみたりしてた。シンセサイザーを多用した楽曲はテクノのイメージが強かったと思うけど、初期YMOは実は人力テクノだったのでバンドサウンドだ。バンドはドラム次第なので、ユキヒロ氏の功績はとてもとても大きい。

自分でも何が言いたいのかよくわからない。とてもショックだ。向こうは私のことを知らないけれど。

今はこの曲を聴いている・・・「天国からの中継」 from “Broadcast From Heaven” by Yukihiro Takahashi

ユキヒロさん、お疲れさま。